父母の会の研修大会

27日、愛媛県肢連肢体不自由児者父母の会の県肢連大会があり、大洲の青年交流の家へ行ってきました。

会長の挨拶で、青年の家にあるエレベーターは当時は階段だけで大変な過去があり、父母の会の先輩方が一生懸命願いし設置されたおかげで今のように便利になったのだそうです。当たり前のように使っていたこのエレベーターも、そういう大変さの中から誰かが声をあげたおかげなのだと思うととても凄いことだと思いました。

大会テーマ「地域で暮らす」
障がいのある人が地域で自立して障がいのない人と普通に交われる共生社会をめざす

「地域で暮らす」、もう度々見聞きするのに深く考えなかったというか、障がいがあるんだから健常者と同じように暮らすのは難しいし仕方ないよね…と諦めに似た思いで、少しでも良くするために何度も大会などで啓発活動をしてゆくものと思っていました。だから、こういう勉強会とかはほとんど障がい者団体の主催だったりだと思うのです。
でも良く考えると、すごく当たり前のことなのにできないって、本当はそう言う当たり前のことができない世の中っておかしいんじゃないの?もっと健常者も同じようなテーマで考える場をたくさんつくれば障がい者への理解も深まる気がするけど?と、ふと思いました(汗)。でもちょっと間違うととある番組じゃないけれど、偽善とか感動ポルノとか言われるのかな(汗)。難しいです。。。

講演:「障害者」はつくられとる!人がつくった人の世の不都合は人の力で変えられるはず!
講師:小倉くめ 様 (「姫だるま」編集長・「くめさんの空」パーソナリティ・講演活動など)

自身も先天性の障害があり小さい頃からいじめなど大変な思いをしながら、それを乗り越えててきた中で考えてきたことなどのお話で、「障害者の「害」」の字、ひらがなに変えて「障がい者」にしようとしているけど、字を変えてうわべだけ取り繕っても何も変わらんから、あえて漢字にしてもろたんよ!から始まりました。

まず"家族"がこの子は何もできん子じゃと、そして"社会"が障がい者はかわいそうとかいう哀れみの心で、それから"制度"がうまくかみ合わず、障がい者を作っているのだということでした。
そしてちょっとでも出来ることがあればなんでも頑張って挑戦して、少しでも自立して行こうや!というすごく前向きなメッセージをいただきました。

ちょっと変わった視点からのお話ですごく良かったです。

演題の「〜はず!」が大事なんだそうです。

私ももっと自立できるはず!という思いでがんばります!(大汗)