ぶどう狩りと十夜ヶ橋

ここ1週間くらい痰が多くて微熱があったりしんどかったりと、季節の変わり目のせいなのか調子の悪い日々が続く中、9月19日(土)に父母の会の行事で大洲へぶどう狩りに(本当は行きたくなかったのですが、十夜ヶ橋を通るというので)頑張って行ってきました(苦笑)

ぶどう狩りの場所は近年恒例になった内子の「ツーリストファーム百楽園」。
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ザリオビアンコという緑のブドウをメインにとってもらったけど、いつものことながら一房も食べれるはずもなく10粒くらいでギブアップ。(食欲もなかったし)
すごく甘くて美味しかったのだけど、僕はもうぶどうはもういいから気持ちはすでに十夜ヶ橋!
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お土産のぶどうを買うのを待ってようやく百楽園を後にして、大洲インター近くにある十夜ヶ橋へ向かいました!

十夜ヶ橋は帰り道にいつも通って、「この下にはお大師様がお休みになっているから橋の上を通るときは杖をつかないように静かに渡るように」という話は聞きながらも、実際に立ち寄ったことはなかったけど、今回は運転手さんにお願いして参拝させてもらえることになったのでした。

弘法大師御野宿所
四国別格二十霊場 第八番
南予七福神霊場 福禄寿尊
十夜ヶ橋 永徳寺
これが正式の名前で、本坊は車で5分ほどの少し離れたところにあって、十夜ヶ橋は永徳寺の境外仏堂と言う事でした。
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今を去ること一千二百有余年の昔、弘法大師が四国御巡錫中、この辺りにさしかかった時、日が暮れたため小川に架かる土橋の下で一晩野宿された。その晩大師は「生きることに悩んでいる人々を済いたい」「悟り(即身成仏)へと導きたい」という衆生済度のもの思いに耽られた。それはわずか一夜であったが十夜のように長く感じられ『行きなやむ 浮世の人を 渡さずば 一夜も十夜の 橋と思ほゆ』と詠まれた。これから十夜ヶ橋(とよがはし)と名がついたと伝えられ、弘法大師の霊跡として今に至る。
またお遍路さんが橋の上を通る時には杖をつかないという風習は人々を想うお大師さまに失礼にならないようにとの思いから起こったものである。

そしていよいよ橋の下へ行こうと思ったら、まさかの階段!無念に思っていたら運転手さんが背負ってくれて橋の下まで連れて行ってもらえました。
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弘法大師御野宿所 霊場 十夜ヶ橋
弘法大師が野宿修行されたこの橋の下で、私達も野宿してお大師様の遺徳を偲び御加護に浴するためこの場所を四国霊場唯一の野宿修行道場にいたしました。(野宿修行するお遍路さんは納経所でござを借りられるみたいです。)
IMG_3496御野宿大師像
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御詠歌:行きなやむ 浮世の人を 渡さずば 一夜も十夜の 橋と思ほゆ
IMG_3499お加持ふとんの大師像
IMG_3500お布団が掛けられています。
「お加持ふとん」という布団に願(病気平癒・身体健康)をかけ、願いが叶ったら橋の下に寝ているお大師様に御礼にお加持ふとんを掛けるそうです。
(納経所で御祈祷されたお加持ふとんを買う事ができます。)
せっかくなので元気でいられるようにと願い事を込めた小さい布団をつくって掛けてきました。

IMG_3501本堂
IMG_3502御本尊は弥勒菩薩
IMG_3503大師堂
IMG_3504納経所
IMG_3505なで大師(痛いところを撫でてください)
IMG_3506 大師像

帰りにお加持ふとんを買って帰りました。

思っていた以上に良い体験ができました。ぶどう狩り、少し無理を押して参加してよかったです!(*^_^*)