映画上映会で大阪へ行く

ヘルパーさんと2人で大阪まで行って参加してきました。

勧められ九州新幹線の「さくら」というのに乗ってみることにしました。
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何度か乗った「のぞみ」などよりもちょっと綺麗で落ち着いた感じでした。

そんなこんなで

ドキュメンタリー映画
『風は生きよという』大阪上映会&座談会
人工呼吸器ライフも悪くないよ☆~地域啓発フォーラム~

2015年3月8日(日) 14:00~17:30
グランフロント大阪カンファレンスルームタワーC [RoomC01/C02]

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人工呼吸器。
と聞いた時、連想するものは何だろう?
病院のベッド、寝たきり生活、意識不明、人生の望みは絶たれた?
ひと昔前、呼吸器は巨大な鉄の箱で出来ていた。
いまそれは、お弁当箱に様変わり。旅行も散歩も買い物も、ひとり暮らしも可能にしてくれた。
呼吸器からは、決まった間隔で風が吹いてくる。
その風は丁度メガネが「見ること」をサポートするように、「生きること」をサポートしてくれる。
朝な夕な律儀に風を送ってくれる小さな箱は、まるで生きよ、生きよとでもいうようだ。
風に意思はない。
そうかもしれない。
そう。意思は、人のこころに生まれるのだ。
意思をもち生きる人びとのおこす風は、いま、かたちを変えてあなたに届く。
そして、きっと語りかける。
生きよ、生きよと。
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会場は想像以上の参加者で、120人を予定していたと思うのですが、見たところ200人くらいいたように思います。この関心の高さは、さすが都会だなと思いました。

映画は、感動を演出するようなこともなく、ただただ淡々と人工呼吸器ユーザーの日常を通じて、重度障がい者と一般社会との関わりや支援者不足の問題などと向き合いながら前向きに人生を楽しんでいる姿を映し出していました。

座談会は、関西方面の方々の性質なのか、すべてのことを笑いに持っていくというか、とにかくばかっぽいくらいに弾けていたという印象(いい意味で(笑))。とにかくパワフルな方たちで圧倒されっぱなしでした。

でもそういう事がたぶん一般人からすると「命に直結する近寄り難いもの」である人工呼吸器を、もっと身近なものと気楽に思ってもらうためには大切なことで、それは痰吸引などの事についてもあてはまるのかなと思いました。

今回の出演者の方々の様な生活は、まだまだ地方都市では難しいのが現実と思いますが、どんな障がいがあっても、医療を必要としても、自分がやりたいと思ったことが実現できる街になることを目標に今後の活動などに生かせていければと思います。

なぜか自分でもよくわからないうちに参加する事になり、これはチャンスと半分以上スイーツ探しを目論んでいたという裏事情は実現しなかったけど(汗)、ずっと探していた痰の吸引器などを入れるカバンを見つけることができ、“自分のやりたい事を支援者に支援してもらいながら実現する”いわゆる自立的体験もできたわけで、スイーツよりも大切なものを手に入れることになって良かったです!(ちょっとかっこ良い事言ったかも?)。
(まぁ、新大阪駅で偶然にも前から食べてみたかった神戸フランツの神戸魔法の壺プリンが買えたので良しとするのだ!(台無し))

帰りの新幹線も「さくら」でした(笑)
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