島根旅行 その2

2日目は朝5時起床。
昨日ほどのしんどさはなく少し楽になっていてホッとしながら支度をして朝食。
食欲も少しあったおかげで美味しいシジミのお味噌汁もいただけました。

前日とうって変わって気持ちのいい晴天に恵まれ、8時にホテルを出発。
まずは出雲大社の西方の海岸にある国譲り、国引きの神話で知られる『稲佐の浜』へ行きました。日本の渚100選にも選ばれた浜だそうです。
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稲佐の浜にある『弁天島』
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神仏習合のころには「弁財天」が祀られていたのが、明治のころからは「豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)」という神様が祀られているそうです。
心が洗われるような気持ちの良い朝の潮風に当たりながら、お砂を少し分けてもらいました。
※ここのお砂を出雲大社本殿の奥にある『素鵞社(そがのやしろ)』に持参するのです。

一の鳥居
IMG_0717宇迦橋の大鳥居(コンクリート製)
IMG_0722勢溜の鳥居前から神門通り方面の景色

一の鳥居『宇迦橋の大鳥居』から神門通りを通って駐車場に行き、少し戻って二の鳥居『勢溜の鳥居』から御本殿を目指しました。

二の鳥居
IMG_0724勢溜の鳥居(木製)
IMG_0727下り坂になった参道
三の鳥居
IMG_0731松の参道の鉄鳥居(鉄製)

四の鳥居へ続く松の参道の左右には御神像があります。

『ムスビの御神像』
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大国主大神が海神から「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」の「おかげ」を授かる場面を表しています。これにより大国主大神は神性を養い、生きとし生けるものすべてが幸福になるための「縁」を結ぶことができるようになったというわけです。

『御自愛の御神像』
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因幡の白ウサギのエピソードを表している像で、ウサギにアドバイスをしている場面。

境内に入る前に手水舎に行こうとすると神職さんと遭遇。通り過ぎた後で宮司さまだと聞かされしばらく考えて・・・びっくり!母なんて雑談までしたそうですよ羨ましい(汗)

そして境内へと結ぶ四の鳥居
IMG_0738銅の鳥居(銅製)
この銅の鳥居に触れると金運がアップする?と言う事なので、ちょっと触っておきました(笑)

ここからがいよいよ境内になります。
前日までの3日間はいろんな例祭が執り行われていた続きなのか、太鼓の音が鳴り響き、本殿では御祈祷かなにかが執り行われていました。
IMG_0740拝殿
IMG_0742拝殿の大きな注連縄
IMG_0746御本殿の屋根
IMG_0747拝殿奥にある八足門
八足門から先、御本殿へは垣(瑞垣)に囲まれていて入っていくことはできなくて、八足門前から御本殿に向かって参拝するようになっていました。ここは階段なので抱えてもらって手押し車いすに乗り換えて参拝。そしてヘルパーさんに抱っこしてもらって窓の隙間からちょっとだけ中の様子を見させてもらいましたが、いまいち良く分かりませんでした(苦笑)
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そしてこの石畳の赤い丸いのが巨大神殿の御本殿の柱のあとだそうです!

瑞垣に添って右側へ。
IMG_0752釜社(かまのやしろ)
御祭神『宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)』は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の御子神で食物をつかさどられる神様。全国にある稲荷社の御祭神だそうです。
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IMG_0761素鵞社(そがのやしろ)
出雲大社は八雲山に抱かれた神社で、山自体が御神体でパワーがある中で、そのすぐ下に位置する場所にあるのがこの素鵞社。御祭神は大国主大神さまの親神様の素戔嗚尊(スサノオノミコト)なのです!ものすごいパワーの集まる場所でもあるのです!そのような場所であるこのお社に稲佐の浜より持参したお砂をお供えし、代わりに床縁下にあるお清めのお砂を頂くのです。これはもう一番のお守りになりますね。

素鵞社から見える本殿裏。そこにはウサギの彫像があったので構図を考えながら写真をパシャリ。
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IMG_0765ちょっと拡大
なんという偶然か、お祈りをしている?うさぎさんの先に宮司さまがお通りになっているではありませんか!ヘルパーさんに言われなければ気がつかないままでした(汗)。
四の鳥居の前で偶然通りかかって挨拶をしたのも宮司さんで、二度幸運を頂いた感じです。

IMG_0767ここが本当の御拝礼場所
御本殿は南向きだけど、殿内の御神座は西向きとなっているので正面からの御拝礼のあと大国主大神さまと向かい合うこの場所で再度きちんと御拝礼するのだそうです。正面からだと大国主大神さまを通り越えてその後ろにお鎮まります素戔嗚尊さまにお祈りしているようになり、何とも不思議な感じです。
『二拝四拍手一拝』の礼拝作法でしっかりお祈りしてきました。

IMG_0772日本一の日の丸国旗
掲揚塔の高さ47m、縦9m×横13.6mで畳75畳分の大きさ、重さが49kgだって!
IMG_0774御饌井(みけい)聖なる井戸
IMG_0776十九社(八百萬神の遥拝所)
神在月に神様が集まってきてお泊りするところだそうです。

そして最後に大注連縄のある神楽殿に行きました。
IMG_0782神楽殿
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長さ13.5m、太さ最大8m、重さは4.4トンで日本で最大級の大注連縄だそうです。大迫力でした!

帰るころにはたくさんの人が参拝に訪れてきていて、午後からだと大変なことになるところだったかも。雨で予定変更したために、朝早い時間で参拝客も多くなくて約2時間ほどゆっくりと参拝する事ができて結果オーライと言う事でしょうか。
沢山の良き御縁に恵まれることを願いつつ、いつか神在月にもう一度行ってみたいです。

あとちょっとだけつづく。